「夜祭」 「玄関」

2010管理人にプレゼント(!?)アンケート結果

 先日はアンケート「一番好きな作品は?」 にご協力くださってありがとうございました。 今回は延べ13名の方々にご回答をいただくことができました。 さてさて、結果は──。

順位    作  品  名   得票 
 1 連作「慶賀」   3
 2 拍手其の百六「天帝の呟き」   1
 2 連作「秋冬」より中編「雪明」   1
 2 尚陽小品より小品「花実」   1
 2 連作「来襲」より短編「睦言」   1
 2 長編「月影」余話より短編「燐歌」   1
 2 連作「夢現」   1
 2 連作「残月」より小品「告白」   1
 2 拍手其の二百十七「ひとりとひとつ」   1
 2 2010「十二国」桜祭より小品「追憶の春」   1
 2 2010「十二国」桜祭より小品「桜幻想」   1

 最高得票は 連作「慶賀」(短編「慶賀」を含む)でございました!

 それではいただいたコメントをご紹介いたします。

1位 連作「慶賀」

2位 拍手其の百六「天帝の呟き」

2位 連作「秋冬」より中編「雪明」

2位 連作「来襲」より短編「睦言」

2位 長編「月影」余話より短編「燐歌」

2位 連作「夢現」

連作「残月」より小品「告白」

2位 拍手其の二百十七「ひとりとひとつ」

管理人感想

 今年で5回目となりました「管理人にプレゼント(!?)アンケート」にご協力いだただき、 ありがとうございました!   今年のお題は「一番好きな作品は?」でございました。
 結果は管理人の予想通りでした。 やっぱり連作「慶賀」は根強い人気でございますね〜。 けれど、思ったより票がばらけました。 「慶賀」以外はすべて1票というのが管理人的には受けました(笑)。 古い作品から新しい作品まで、普段は公開しないオマケ拍手やら最終兵器長編の断片まで 票をいただいてしまい、驚くやら嬉しいやらでございました〜。

 1位の連作 「慶賀」は、拙宅では最も甘い連作でございましょう。 尚陽を掲げつつ全うな尚陽があまりない拙宅では一番支持をいただけるのも道理でございますね。 管理人は勿論「昏闇」が一番気に入っておりますが、 そうおっしゃる方は少ないでしょうね(苦笑)。

 拍手其の百六「天帝の呟き」。 この作品に票とコメントをいただいたことが今回一番の驚きでございました。 十二国世界の末世を描く暗い長編の冒頭でございます。 尚隆が陽子を選んだわけも天帝の謀だった、というトンデモ話でございます。 いやぁ、こんなの書いてしまってよいのでしょうか……?  調子に乗って筆が滑ってしまいそうで怖いです(苦笑)。 その内また拍手で出すかもしれません。 気長にお待ちくださいませ〜。
(「十二国記で十二題」其の十 「天」として書き起こしました。2016.01.16.管理人追記)

 連作「秋冬」より中編 「雪明」。 こちらは「冬と雪」を描きたくて書いた作品でございます。 冬の長い夜を北国の人間がどう過ごすか……との邪念までが含まれております(苦笑)。 確かに、これって本来の新婚旅行よりも新婚さんらしいお話ですね〜。 今読み返すと赤面ものでございます(恥)。

 尚陽小品より小品 「花実」。 コメントはございませんでしたが、この作品は管理人にとって思い入れが深く、 全ての作品の根幹ともいえるものでございます。 選んでくださってありがとうございました。

 連作「来襲」より短編 「睦言」。 管理人的には「これ以上甘いものはない!」と断言できる作品なのですが…… 「色」だと断言されておりました。 故に、「甘甘」とのコメントは大変嬉しゅうございました、 ありがとうございました♪

 長編「月影」余話より短編 「燐歌」。 こちらは妄想過多の舒栄のお話でございます。 絵師さまの素敵絵に刺激されて書きいた割には元絵の素晴らしさを表現できていないかも……。 けれど、原作の隙間を縫った妄想を昇華できた作品でございます。 お気に召していただけて嬉しいです。

 連作 「夢現」。 暗い連作が多い中でもかなり暗い話が多いこの連作にご投票をありがとうございました。 なんだかんだと言いつつ、桜祭の頃には新作が登場してしまう連作でもございます。 王が抱える深淵を体感していただけて嬉しく思います。

 連作「残月」より小品 「告白」。 はい、報われないからこそよいのです、冢宰閣下は(酷)。 そんな拙宅の浩瀚をお気に召してくださってありがとうございます〜。

 拍手其の二百十七「ひとりとひとつ」。 ほえ、オマケ拍手が票をいただいてしまった(爆)。 こちらも今回驚きました〜。 面映ゆいのですが、素直に嬉しいです。 ありがとうございました!

 2010「十二国」桜祭より小品 「追憶の春」。 1か月以上も捏ねくり回した挙句、初筆に戻した188文字の短文でございます。 このような散文くさいものをお気に召していただけて嬉しく思います。

 2010「十二国」桜祭より小品 「桜幻想」。 今年祭に上げた小品は自信をもって出したものが少ないのです。 こちらの小品も絵師さまの素敵絵に妄想を刺激されて書き上げたものの、 こんなのでいいのだろうか、と思ってしまった作品でした。 なので、こんな散文くさい小品を選んでくださってありがとうございました!

 最後に。最近管理人が気に入っている作品は、 御題其の百二十七 「風の止まり木」でございます。 あまり考えずに書き流し、陽子の本音にじんわりいたしました。 いつもこんなふうに書けたらいいのに、と思って已みません……。

 最近数えていないのでどのくらい作品があるか解りません。 そんな雑多な作品をご覧になってご投票くださった皆さま、 ほんとうにありがとうございました。
 更新がめっきり遅くなって久しいのですが、見捨てずにいてくださる皆さまに 感謝しつつ書いていければよいなと思います。 これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

2010.07.28.  速世未生 記
 
背景画像「幻想素材館 Dream Fantasy」さま
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