祈り　ネムさま

　美しい自然というのは、時として残酷なのですね。 それともどんな時も゛美しい”と感じてしまう人の気持ちが辛いのでしょうか。 それでも成長する泰麒を見ると、人の気持ちの強さにまた自然も美しさを、 それもあるがままでなくより鮮やかに取り戻すのだと感じられます。
　東北の海岸線で、津波の高さのラインに桜が植えられているそうです。 その並木が辛いだけでなく、希望というものを思い出せるように成長して欲しい。
　美しい祈りのようなお話をありがとうございました。 （そしてやっぱり鷲生さんは戴国スキーですね　^^v）

力強く　饒筆さま

　こんばんは。饒筆です。 御無沙汰しております、でしょうか、 もう初めましてと申し上げた方がよいのでしょうか（ドキドキ）
　悲愴な情景の中でも、強く心に抱いた希望の光が見えるお話・・・ とても心に残りました。
　李斎の素直な心境はよくわかりますね。 「現実の世界」はただ厳然と其処にあって、何があっても明日は来る。 でも、その世界を生きているのは自分ですから、心の持ちようひとつで、 小さなことから変わってゆけばいいですね。
　待望の新刊・・・戴国復興のお話だといいですね！

無情に降る花　未生（管理人）

　鷲生さん、いらっしゃいませ〜。 ドキドキを体感にいらしてくださりありがとうございます！　
　荒れ果てた地に無情に降りつむ桜。 変わらぬ美しさが苦しみの最中にいる李斎を苛立たせる。 泰麒と同様に切なくなりました。それでも泰麒は戴の光。 成長した泰麒の逞しさを感じさせる素敵な作品でした。 ご投稿ありがとうございました〜。

　ネムさん、饒筆さん、先レスありがとうございました〜。

Re: 小説「荒れ地に降る花」　griffonさま

　相変わらずの秀逸な情景描写で、間違いなく鷲生様のものと一目でわかる小説は、 リハビリ中の二次脳にガツンと衝撃をいただきました。
　実のところ、3.11は神戸のそれに比べて、僕自身には実感があまり伴ってなくて、 不謹慎にも、仕事中にＴＶで見た初見の映像の印象は「すわ。王渡りの蝕か」 だったりします。
　神戸のときは、宝塚の友人が連絡不通になり。数日後、 瓦礫を掻き分け友人のアパートに着いた時に見たものは、完全に倒壊し、 自分の背丈ほどの厚みになったアパートでした。 一見しただけでこれは無理だと・・・実際は、 寝ている友人の上に倒れ掛かった箪笥と冷蔵庫が、 彼を生存させる隙間を作ってくれたみたいで、 後日連絡も取れたのですが・・・ 非現実世界の出来事のような壮絶な現実を見せつけられたと言う 実感があったんですけどね。
　鷲生様の描写は、あの時に見た神戸の風景がそのまま浮かんできました。 同時に、瓦礫の中で右往左往する人々の姿も。 そして、意外なほどに明るく明日を見ている人が多かったことも。 被災してるにも関わらず、関係の無い土地からただ友人を訪ねて来ただけの僕の手助けを しようとしてくれる人たちが多かったことも。思い出しました。
　こう言う言い方は良いのかどうか・・・戴が神戸のように復活する日を、 すべてが憤しい李斎がまた笑顔になれる日がやってくるのを、読んでみたいですよね。 ・・・破滅の結末でも、受け入れますけど・・・新刊が出るなら(^^；

ご無沙汰しております！　空さま

　戴国の現状は他人事ではありませんね。 桜の花だけを見ているとそんなことは忘れてしまいそうになる自分を省みています。
　花を愛せるようになる日を望む泰麒が、空にはとても大人びて見えました。 戴国も、日本も、一歩一歩進んで行けますように！　 感懐深いお話ありがとうございました。

ご感想有難うございました！　鷲生智美さま

ネム様
　ご感想有り難うございます。
　人の力の及ばない自然に対して、美や残酷さを感じ取るのが人間なのでしょうか。 東北海岸線の桜が、人々に「励まし」となるよう （人々の心がそこから励ましを得られるほどに立ち直っていらっしゃるよう） ただただお祈りするばかりです。
　それにしてもどうして私はこうも「戴」に惹かれるのでしょう？　 阪神大震災の影響なんでしょうか……。

饒筆様
　ご無沙汰しております！　ご感想有り難うございます。
　後書きにもありますよう、李斎の心情は、阪神大震災で感じた私の心情でもあるので、 分かっていただけて嬉しいです。
　自然は、人間を超越しつつ或るものですが、 そこから何かを汲み取るのは人間の心なのかと思います。 前向きな心を持っていければいいなと私も思います。
　新刊（ああ、なんて甘美な響き……）、戴国だといいですね！

未生さま
　管理人様の呼びかけで、拙作を投稿する勇気が湧きました（＾＾）。
　実はこの青年泰麒にはモデルがいます。 被災しながらも、先日のフィギュアスケート世界選手権で、 初出場にして銅メダルを獲得した17歳の羽生結弦さんです。 若者らしい、前を向いた凛々しさが、戴の物語に必要な気がして……。
　原作の戴も、逞しい泰麒が活躍して欲しいですね！
　ご感想有り難うございました！

griffonさま
　過分なお褒めを有り難うございます。 griffon様に描写をお褒めいただくとは光栄です。
　仰るとおり、これを書いていた時、阪神淡路大震災の被災地を念頭に置いていました。 関西に住んでいると、東北との直接のご縁は意外に少なくて……。 でも、阪神大震災の記憶から、東北に思いを馳せた関西人は多かったと思います。
　私も、実家に物資を届ける際、神戸市東部の建物の損壊の激しい地域を通り、 １階部分が完全にひしゃげたアパートの前で立ちつくしたことがあります。 そこの人も奇跡的に助かっていれば良いのですが……。
　関西人の性なのか、被災しても、それをネタに笑い飛ばすような強い人もいましたね （本で読んだのですが、壁が崩落して中身丸見えの状態になった我が家を指して、 「見てみい、リカちゃんハウスや」と言ってのけた人もいたとか）。
　東北もしなやかに強く、復興できることを祈るばかりですね。
　それから新刊の中の戴も。できればハッピーエンドが読みたいです （原作者様次第ですが^^;）。

空さま
　ご無沙汰しております！
　今日外出して、桜並木のある通りを選んで歩いたのですが。 本当に満開の桜というのは、驚くほど華やかで。
　そんな非日常さを好んで、人は昔からお花見の宴を催して来たのかもしれません。 これが辛い現実からの逃避ではなく、 本当に心からお花見を楽しめるようになって欲しいと思います、蓬莱も戴も。
　ご感想有り難うございました。

出遅れてしまいましたが……　由旬さま

　鷲生さま、ご無沙汰しております。
　泰麒の成長ぶりが眩しく、そしてとても力強いです。 彼の主張は大人からすれば現実的ではないかもしれないですが、 それこそが最も必要とされることなのだと強く感じました。
　やはり泰麒は戴になくてはならない存在。 そこにいるだけで戴の希望になる。本当に復興を心から願います。

ご感想有難うございます！　鷲生智美さま

由旬さま
　ご無沙汰しております！
　現実的ではないかも、というところは、 私自身書いていて「ちょっと綺麗事かな？」と思ったところと 通じるものがあるかもしれません。 でも、仰るとおり、希望を語ることは最も必要なことだと思います。 そうお感じ下さって、本当に嬉しいです。ご感想有り難うございました！