「投稿作品集」 「12桜祭」

大宰の名は嘉キ 由旬さま

2012/04/22(Sun) 20:25 No.704
 確かアニメで出てきましたよね(キが変換できませんが)。 原作でもちょい役でしたが、彼がどんな人物だったのか、 どんな背景があったのか、想像すると興味深いです。
 松塾出身だったので(確か)、ものの道理を分かった人だったのでしょうね。 そんな彼だから陽子を思い国を思って、それを桜の木に託したのでしょう。 そして大きく成長し見事な桜の花を咲かせるのを楽しみにしていたのだと思います。
 忘れ去られてしまいそうな人物にスポットが当たって、 陽子も気持ちを新たにしたことでしょう。

想いの桜 桜蓮さま

2012/04/22(Sun) 21:17 No.708
 亡き大宰は何を思って桜の木を植えたのか、気になるところですね。 即位した陽子に何かを感じて、 あるいは陰ながら励ます気持ちで植樹したのだといいなぁと思います。
 そして浩瀚もそんな彼の残した気持を分かって、 世話を引き受けていたのなら良いなと。
 将来、大きく育ったこの桜の木の下で、きっと皆で宴会をする日が来るのでしょうね。

仲良しだったのかなあ 饒筆さま

2012/04/22(Sun) 22:16 No.718
 亡き大宰と浩瀚は仲良しというか同志だったのかなあ。
 若木に触れるところが、まるで友に挨拶しているようですね〜。 たぶん浩瀚は彼の意図を正確に推測できているのだろうけれど、 陽子さんにはその答えを自分で考えてもらいたかったのかな?
 いろんな人の様々な思いを孕んだ桜、スクスク育ってね!

すごいです ネムさま

2012/04/22(Sun) 23:40 No.725
 今回のお祭りではBael さんの様々な視点に唸らされています。 私も大宰の存在を忘れてました(汗)
 赤朝の初めにはたくさんの血が流れている、それは大きな戦いだけでなく、 宮廷の暗部でも行われて隠れているところもあるのでしょう。 まさに消え去った人々がどんな思いを抱いていたのか、 浩瀚は折に触れ、陽子に伝えていき、陽子が受け取り強くなることで、 彼女の王朝を長く続けられるよう努めていくのでしょうね。 感慨深いお話でした。

Re: 春も徐々に深まって参りましたね griffonさま

2012/04/23(Mon) 13:23 No.731
 この桜を植える時の嘉煕を見てみたいっ
 もしくは・・・陽子を迎えるにあたり、 麦州を訪ねた嘉煕とこの桜をネタに一杯やる浩瀚との会談シーンとか。
 でも・・・嘉煕ってどんな人だっけか(^_^;) あんまり印象に残ってない(^_^;)

 ところで、この短歌。反し歌があるんですね

去年(こぞ)の春逢へりし君に恋ひにてき桜の花は迎へけらしも

国のはたてに咲きにける 未生(管理人)

2012/04/23(Mon) 15:59 No.736
 Baelさん、またも深いお話をありがとうございます。
 「風の万里〜」を読んだとき、獄死した太宰は自殺とされていましたが、 きっと殺されてしまったのだろうなと思いました。 だからこそ、浩瀚は堯天に向かう途中で姿を晦ましたのだとも思いました。
 同じ松塾出身、 靖共の専横を厭って戈剣を集めていた太宰に 時期尚早と声をかけていたかもしれない浩瀚を思い浮かべてしまいました。
 桜を見つめる浩瀚の思いは複雑かもしれませんね。 でも、陽子主上はそれをも包みこんでよき王へと成長していくような気がいたします。

 この長歌、griffonさんの返歌も昨年さくやさんが寄せてくれたものですね〜。 懐かしく読ませていただきまいた。

 由旬さん、桜蓮さん、饒筆さん、ネムさん、griffonさん、 先レスありがとうございました。

有難うございます。 Baelさま

2012/04/27(Fri) 22:39 No.774
>由旬様
 原作だと名前すら出てきませんものねぇ(一応今回探しました(笑)
 ただ、彼の存在が契機になって陽子さんの視線が外を向いたように思われたので、 やはりそれなりに近しかったのかな、と。 だとすると、 陽子さんの資質なり将来なりに期待を寄せてくれてもいいよねという妄想が……。
 ええ、桜とともに陽子さんが更に前向きに頑張ってくださると良いですよね。

>桜蓮様
 期待だったのか祈りだったのか。前向きだったのか後ろ向きだったのか。 その辺りは綺麗サッパリ考えておりませんが(汗) それでも桜は残り、陽子さんに春をもたらしてくれるといいなぁと思います。
 いつかこの桜の下で宴会をする時は、生きて陽子の側にいる人達ばかりではなく、 乱の中で散っていった人達も集えるといいですよね。

>饒筆様
 乱の中で散っていった人達からすると、浩瀚(に限らずでしょうが)は、 自分達の代表というか遺産のようなイメージかなぁということで、 登場して頂きました。
 たとえ意図を推察していても簡単に明かしてくれる相手じゃないですよねぇ、 閣下……。
 ええ、桜には、この後もやって来るだろう嵐を越えて、すくすく頑張って成長し、 立派な宴会場となってほしいものです(笑)

>ネム様
 ええ、マイナーですよね(笑)
 ただ、十二国記はメインの人達ばかりではなく名もなき懸命に生きている人達も 含めての物語な気がするので、 不意に浮かんだお話をそのまま書いてみちゃいました。
 きっと原作に出てこない中にも王に期待を寄せながら 散っていった人達がいるんでしょうねぇ。 そんな気持ちを糧に、陽子さんという桜が更に美しく咲いてくれればいいなぁと (ついでに新作にそんな様子が出てくればいいなぁと(笑)思う次第です。

>griffon様
 をを、この桜をネタに浩瀚と一杯やるシーンですか、それは私も見てみたいです! ……しかし、大宰の情報が少なすぎて(汗)
 はい。元歌は国を寿ぐ歌なのに返しが優しいですよね。 あるいは“王”を恋うると思えばちょうどいいのかもしれません。。。

>未生様
 はい、何だか地味なお話ばかりで申し訳ありませんーm(_ _)m
 「風の万里〜」では詳細が触れられなかったからこそ、 色々深読みしてしまいますよね。 もしかしたら謀反そのものも捏造だったら? とか。
 「黄昏〜」の頃には靖共に敵して追われた人達の名誉が回復していればいいなぁと 思うのですが、まだ若い王朝の足元を固めるのはなかなか難しいでしょうか。 それも含めて、浩瀚は桜を見ていたのかもしれません。。。

遅くなりました 空さま

2012/05/05(Sat) 22:59 No.865
Baelさまへ
 すぐ上の未生様のコメントへの返信にあったように、 空は謀反そのものがねつ造だったに一票です。
 本編に語られていない部分に何があったかは、 二次創作の醍醐味でもありますよね。
 浩瀚の怜悧な様子を細かく的確に表現なさっていてすごいなあと思います。 素敵な浩瀚をありがとうございました。
背景画像「無料素材BEVEL」さま
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