「投稿作品集」 「12桜祭」

思い出も桜も共に 饒筆さま

2012/05/19(Sat) 10:20 No.1058
 おお〜あの浪漫ちっくな桜染めの衣の行方はこんなことに!
 思い入れの深い桜の衣ですもの、 やはり最後まで二人とともに在って欲しいですものねえ。(しみじみ)
 私も個人的に、浩陽の二人はどちらが先に逝くことになっても 必ず相手に「生き続けろ(後を追うことは許さない)」と言い残しそうだと思います。
 蒿里山で再び寄り添えることを願います〜。

切ないですね Baelさま

2012/05/19(Sat) 14:38 No.1062
 どれだけの長い間、お二人は桜を見守ってきたのでしょう。 そして、どれだけの思いで、浩瀚は一人、桜の散る様を見たのでしょう。
 衣の褪せた色目の一つにすら、きっと去来する記憶があるのでしょうね。 そう考えると、やはり仙の長い寿命は切ない気が致します。
 今の王に惜しまれても、 結局、浩瀚が「主上」と呼びかけるのは陽子さんなんですよねぇ。
 ……しかし、景麒は連れて行ってもらえたのか―。 良かったねといっていいのかはアレですが、何となく良かったねという感じです。。。

おお! 桜蓮さま

2012/05/20(Sun) 11:10 No.1074
 お互い想いを秘めたまま舞と楽に興じ、 やがて想いを伝え…そんな二人の思い出がつまった桜に最後に刻まれるのは、 別離なんですね。切ないなぁ。
 でも、桜に別れを告げ陽子の元へ向かった浩瀚の心は、 きっと爽やかに凪いでいて、足取りも軽かったに違いないと信じています。

ありがとうございました 未生(管理人)

2012/05/20(Sun) 16:38 No.1083
 ラスト投稿をありがとうございました。
 国を託され、次代に引き継ぎ、肩の荷を下ろした浩瀚……。 あの桜染めの上衣が色褪せるほどの時が流れたのですね。 「……もういいでしょう?」との問いかけが切ないです。
 くろまぐろさんがお住いの場所ではもう柑橘系の花が咲いているのですね。 管理人は温室の中でしか見たことがないです。 爽やかな香りがするでしょうか。いいな〜。

 饒筆さん、Baelさん、桜蓮さん、先レスありがとうございました。

無題 ネムさま

2012/05/20(Sun) 20:11 No.1094
 一連の話のうちに、随分時が流れたのですね。 どれだけの物語があったのか、どれも残した方も残された方にとっても大切な思い出で、 だから浩瀚は信頼できる新しい王に出会えるまで頑張り続けたのしょうね。 何だか最初の話の桜吹雪の中の舞が甦って来るようです。

切ないです。  瑠璃さま

2012/05/20(Sun) 21:22 No.1107
 残して逝くほうは、残る愛しい人に、 少しでも長く生きていて欲しいとやはり思うのでしょう。
 人ならほどなく寿命がくるのかもしれませんが、仙の時間は長いですから、 時間が癒しにならないのなら辛いですね。

コメントありがとうございます くろまぐろさま

2012/05/20(Sun) 22:19 No.1111
>>饒筆様
 イエス、 王に召し上げられたからには御物になっちゃうかなとこういう事に致しました。
 陽子さんも浩瀚も、ただの後追いは望まないでしょうねぇ、 どっちが先に逝くにしろ残された方は何かしら責務を果たすべきと 考えそうな気がします。

>>Bael様
 恋愛感情とはまた別の次元で閣下は心底陽子さんの臣なのでしょうねぇ。
 そして景麒についてはあんまり深く考えていなかった(笑)。 Bael様の最後の一行でブホッと吹きました。

>>桜蓮様
 そうですね、きっとやりきった男の心は穏やかだと思います。 浩瀚の心境は「散る時を知る」みたいな感じなのかも。 実際は陽子さんと共に散りたかったのに散り損ねて今度こそ!  という心情も大いにあるかと思われます。

>>未生様
 浩瀚らしく、いろいろつらつら陽子の元へ行く言い訳を考えて、 結果出たのが「…もういいでしょう?」、 置いてかれ男のすべてがこの一言に詰まっております。
 末声ってはじめて書きましたが、切ないもんですねぇ。
 柑橘系の花、種類にもよるのでしょうが意外と柔らかな甘い香りでした。 初めて柑橘系の花に出くわしてまだ数年なので、 毎年どこかしらのお花をくんかくんかしてしまいます。

>>ネム様
 そうですねぇ、たった3つの話ですごい時間軸が動いていますから、 随分いろいろな思い出が残されたのでしょう。
 浩瀚はそれを胸に秘めて陽子の望みに殉じたのだと思います、 ひょっとしたら彼の胸の内にはずっと春嵐の中に取り残されていたのかもしれません。

>>瑠璃様
 仙は望めば永遠を生きられる存在ですから、 それだけに残された方はどこでどうふんぎりを付けるかという 難しい問題に直面するのやも。 陽子さんは浩瀚に長く生きてと次代を託したのでしょうが、 託された方にはつくづく重い。
 仙にとっての時間は永遠、でも時にそれがひどく酷なものになり得るというのが、 なかなか難しいと愚考致します。

 拙い連作でしたが、皆様温かいコメントをどうもありがとうございました!
背景画像「無料素材BEVEL」さま
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