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御題其の六

心の闇

「──国も──民も……どうでもいい」

 そして、恋しい男に縋りつく。王の誇りも威厳もかなぐり捨て、ただの愚かしい女となって。

「──あなたと共に生きたい」

 ──そして、あなたと共に逝きたい……。

 そう言って、ただ泣き崩れた。口を開く男の顔を、見ないように。

2006.04.19.
 どひゃ〜!
 く、暗い、暗すぎる……。でも、末声じゃありません!
 「慶賀」の裏話なんです……!
 ──こんなの、表に出してもいいですか……?  「嫌だ!」って方は、早めにお知らせくださいね。 恐らく、我慢できずに書いてしまうでしょうから!
  (はい、我慢できずに中編「昏闇」を書いてしまいました……。2008.06.23.追記)
 「黎明」のまとまりのなさに、息抜きがわりに書いています。 (だって「黎明」硬いんだもの……) 
 ──誰か、「明るい御題」提供願います〜〜〜! 私を助けてくださいぃ〜〜〜! (切実)

2006.04.19.  速世未生 記
(御題其の六)
背景画像「幻想素材館 Dream Fantasy」さま
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