「投稿作品」 「祝12周年十二祭」

じわり 未生(管理人)

2017/09/19(Tue) 00:41 No.70
 篝さん、いらっしゃいませ〜。此度も字数制限と格闘させてしまって申し訳なく。 呟きを拝見して、わくわくとお持ちしておりましたよ〜。

 じわりと心に沁みました。 ほんと陽子主上はその名の如く国を遍く照らす光のような方でございますね。 王宮で力を尽くす者のみならず、市井に残り、 語り部として生きる道を選ぶ者にも力を注いでいらっしゃる……。
 拓峰で共に戦った元殊恩のご老人は見事語り部の後継者を見つけましたね。 殊恩の証である指環とともに末永く受け継がれていけばいいなと思いました。
 素敵なお話をありがとうございました。

泣。 文茶さま

2017/09/19(Tue) 20:16 No.71
 読み進めるうちに涙が......。なんて素敵なお話なのでしょう!

 紙芝居屋さんに群がる子供達のように、 少年が目を輝かせてご老人にお話をねだる光景が目に浮かんで、心が和みました。
 絶望の淵に立つ者を、短い言葉、その眼差しで奮い立たせる陽子主上。 その真摯な想いに胸を打たれます。
 これからずっと語り継がれるこの話、それこそ御伽噺になってしまっても、 慶の人々の心に大切に残っていくのでしょうね。 本当に慶は良い国になった......そうしみじみと思います。

 胸に沁みるお話をありがとうございました!

満願成就 饒筆さま

2017/09/20(Wed) 21:49 No.80
 このおじいさんはきっと、心から満足してゆっくり眠りに就かれたのだろうなあ…… 佳き人生ですねえ(涙)
 陽子さんが撒いた種が運ばれ、また新しく育って花咲く様子が見えるようです。
 こういう世界の片隅のモブさんたちの話が大好きなので、 スルメをしがむように何度も拝読してしまいました。 しっとり素敵な作品をありがとうございます〜。

語り継ぐ者 由都里さま

2017/09/21(Thu) 22:19 No.89
 篝さん、感動小説をありがとうございます。遅ればせながら感想を書かせて頂きます。
 こうして語り継いでゆくゆくは御伽噺になっていくのだなあ、としみじみ感じました。 今目の前にいる人にさえ、自分の体験を完全に伝えきるのは難しいものです。 過去の体験ならなおさらです。そこにフィルターがかかればさらに困難になるでしょう。 「帰山」でも、あの時の陽子さんの死に物狂いの奮闘は、 早くも「王の降臨により戦が平定された」という奇跡に刷り替わっていました。 そんな中でこのご老人は、決して事実を誇張せず、飾り立てず、 ありのままを伝えようとされていたんですよね。 王に対して既に同等に構えているからこそできることです。 既に陽子さんの「自らの王たれ」という想いは育ち始めているんだなあと感じました。
 決して目立たず地味な活動ですが、絶対に必要なこの役目を、 ご老人は立派に終えたのだろうと思います。 後任の少年はどこまで果たせるか、気になるところです。 篝さんの着眼点と奥深い内容に惹き込まれました。次の作品もお待ち申し上げます。

あるがまま ネムさま

2017/09/23(Sat) 00:26 No.97
 殊恩の仲間! 確かに地上に残り、語り継いだ人がいたのでしょうね。 そして戦いが決して格好の良いものでは無く、 恐ろしくて何もかも投げ出してしまいたくなるようなものだと、淡々と伝えていくのが、 どれ程難しいことか。でも、だからこそ心に染みた出来事が輝いてくるのでしょう。 話をせがんだ子供に、それはしっかり伝わっていたのですね。
 とても懐かしい話を聞かせて頂いた気持ちになりました。 お題の通りですよ。ありがとうございました。

その後 ひめさま

2017/09/23(Sat) 17:49 No.99
 篝さん、心にしみる、 また 12 にはまったころのワクワク感を思い出すようなお話を読ませていただきました。
 鈍色の指環を持っていた同士達はその後どうしているのか気になるところでもありますね。

感想御礼 篝さま

2017/09/26(Tue) 22:47 No.133
未生さま>
 元殊恩のメンバーのうち、誰か一人くらいはこんな偏屈なおじーちゃんがいてもいいのでは?  などと思い始めたが運の尽き、 あれよあれよという間にこんな話が出来上がっておりました(笑)
 きっとあの面子にとって指環はただの目印以上の存在価値があるだろうなあと、 きっと皆捨てられずに持っているだろうなあ、などと妄想を詰め込み詰め込み、 己の欲望も交えつつ、書かせて頂きました。

文茶さま>
 あの戦乱の最中、陽子主上の台詞はただの綺麗事にしか聞こえないかもしれません。 けれども、守りたいものがあると、守らなければいけないものがあると、 必死に必死に抵抗してくれた蘭玉のことを考えたら、 気づけば陽子主上が若かりし頃のおじーちゃんに一喝入れておりました…。
 少年がどのように伝えていってくれるのか、これからが見ものです。

饒筆さま>
 モブ視点大好きマンとは私のことです、はい!
 でも食あたりをおこしてはいけませんので、スルメと同様に扱ってはなりませぬよ。 さらっとさらっと読み流してくださいませ〜(笑)
 陽子主上の気持ちが一人でも多くの人に届くといいなと願いを込めつつ…。 おじーちゃん、お疲れ様…(ぽんぽん)

由都里さま>
 なんだかくすぐったいお言葉のオンパレードで裸足で逃げ出したくなりますが、 とりあえず一言。 きっとこのおじーちゃんにとっては、 陽子さんは「王」である前に「命の恩人の生真面目な少女」なのかなって思う次第でございます。 はい。
 陽子さんが「王」であるという事実を知る前に、陽子さんの真心に触れたからこそ、 おじーちゃんは心を揺さぶられたのかもしれません。
 少年〜、頑張れー、頑張れよー!

ネムさま>
 わー! お題通りですかー! 良かったです〜〜〜〜〜!!!!
 自分でお題を選んでおきながら、書き進めるうちに、 「…あれ、おかしい。これ、御伽噺というよりただの昔話じゃ……??」 となっておりましたので、安堵いたしました(ほっ)
 いくら覚悟を決めたといえど、普通の一般人には変わりなく、あの戦乱の最中、 いったいどれだけの人が冷静に行動出来たか。 このおじーちゃんの若かりし頃のようになったとしても何らおかしくありません。 でも、それを恥じることなく、口に出せるのは、きっとそれは陽子主上のおかげですね…。

ひめさま>
 ひえええ!  ひめさまが十二国記に嵌られた時と似たような感情を抱いていただけるなんて…!!  なんてもったいないお言葉…!
 ええ、ええ。同じ志の元に集まった仲間たち、 その後も彼ら達の間で何かやり取りがあったら嬉しいなあと切に願うばかりです。

 返信が遅くなり申し訳ありませんでした。 素敵な感想の数々に感謝申し上げます!
背景画像「素材屋 flower&clover」さま
「投稿作品」 「祝12周年十二祭」