午さがり
けろこさま
2008/09/25(Thu) 15:21 No.98
「俺はそんなこと言ってないぞ」
「あっ!」
男の一言で自分の失言に気づいた少女は、頬を染め、下を向いた。
男はそんな少女にかまわず、ゆっくりと茶器を口に運んだ。
下を向いたままの少女が、静寂に居たたまれなくなってきたその時、
――くつり
少女がハッと顔をあげると、人の悪い笑みを浮かべた男と目が合った。
「そうか、景女王は激しいのがお好みか」
「なっ!?」
言うや否や、男は少女を引きよせ、己の腕の中に閉じ込めた。
「では、今から足腰が立たなくなるまで激しくしてやろう」
――そんなこと言ってない〜〜〜っ!!
少女のその叫びは音になることはなかった。
色つき(妖笑) 未生(管理人)
2008/09/26(Fri) 05:58 No.112
けろこさん、最後に「色」ものを投下くださり、ありがとうございました♪
今回、管理人は健全なものしか書いておりませんので、
「色」を添えていただけて嬉しく思います。
そして、今回のお祭も沢山の作品をいただきました。ほんとうにありがとうございました。
次の機会がございましたら、またどうぞよろしくお願いいたします!