「投稿作品」 「祝7周年滄海祭」

覚悟のある方へ 饒筆さま

2012/10/06(Sat) 23:22 No.131
 オチがいかにも「らしく」て素敵です! 吹き出してしまいました(笑)
 そうですね、十二国記を読むと「己の選択に覚悟と責任を持て!」と 叱咤されるような気がします。 様々な人々が、追い込まれて、もしくは自ら進んで選択した行為の責任を、 容赦なくとらされますものねぇ。
 その点、白沢の潔さはある種爽快に感じます。
 尚隆以上に腹を括れるひとって、そうはいないでしょうね(笑)

確かに  瑠璃さま

2012/10/07(Sun) 00:39 No.134
>“漉水の問題が無ければ斡由達は内乱を起こす(上帝になる)つもりはなかったのか”
>“内乱に乗じて作ってしまったけど、 尚隆は本当に何時漉水の治水工事をするつもりだったのか”

 わたしもネムさんとご同様、読み返すたびにこの辺りはひっかかります。
 尚隆は牧伯の報告や市井の噂話や長らく州侯ではなく令尹が出張っているところから、 臭いと睨んで漉水を使って罠をしかけたのかなあ。 でも漉水は結構ギリギリだったので、賭けに使うにはリスクが大きいですよね。 まだ州侯を掌握できていない時期なので、必要だったのかもしれませんが。
 斡由はもしかしたら、漉水の件がなければ元州だけで満足していたかもしれないし。 いやでも令尹のままってのは無いか。 でも州侯の任免って現州侯が表に出てこないまま可能なのかしら。 どちらにしろ、次々と自分に沿わない者を影で始末させていたわけですし いずれ破綻したのだろうなとは思いますが。
 うう、また読み返えそう。

>「出来れば、天官長方にお断りしてからにして下さい」

 白沢は大真面目なのかもしれませんが、思わず笑ってしまいました。 そうね、怖いですよね、天官長方は。

深いです 未生(管理人)

2012/10/07(Sun) 22:36 No.139
 含蓄のある深い作品をありがとうございました。 そして、妄想を誘う数々の提示! 語りが炸裂してしまいそう(笑)。
 荒む雁の中でも、王の膝元である靖州は、新王が起ってからの回復がめざましく、 「王がいること」のありがたみを感じていたのではないかと。 それは他州も同様ではないでしょうか。
 逆に、保ちこたえていた元州は、 王よりも実務を預かる令尹を頼りにしていたのだと思います。 王がいなくてもやってきた誇り高い元州は、王が起って実権を奪われ、 かなり窮屈な思いをしたでしょうね。 そして、他州も栄えていく中に埋もれてしまう焦燥感もあったのでは……。
 「東の海神〜」を読むと、そんなことを考えてしまいます。

 白沢の美徳は誤りを認めて修正できることだと思います。 ネムさんの描かれた白沢も、そういう潔さが素敵だなと思いました。 そして、私もラストにぷっと吹き出してしまいました(笑)。

 饒筆さん、瑠璃さん、先レスありがとうございました〜。

ありがとうございます! ネムさま

2012/10/08(Mon) 10:44 No.143
 最後に好きなことを放り込んでしまいましたが、丁寧なお返事を頂けて恐縮です。

饒筆さん>
 本当に「覚悟と責任」を持つとは難しいですね。 元州の官吏達は乱を起こすと決めた時、誰もがそのつもりだったんだと思います。 でも実際その時に抱えきれず、自分達でもその事実に愕然としたのではないか、 と想像しています。 尚隆は「出来ない自分」を知った上で、出来る限りのことをしようとする点が、 一枚上手なのでは、というのが自己設定です(^^ゞ)

瑠璃さん>
 改めて考えると、いろいろ想像してしまいますね。 乱と治水を一気にやってしまうという、賭に出るのも尚隆らしい気もしてきます。 失敗すると民が大迷惑なんですが… こうした伸るか反るかの時代でもあったのでしょうか。

未生さん>
 また操作ミスでご迷惑をお掛けしました。 この後は暗証キーを入れてから入力してます(m--m)
 本当は疑問点をちゃんと作品にしたかったのですが、 支離滅裂になって感想文の丸投げ状態で出してしまいましたが、 暖かな感想をありがとうございます。
 元州は新王の時代に対応出来なかったのでしょうか。 荒廃の時期に頑張っただけに、そう思うと切ないです。 尚隆も分かっていたから処分を留意したのでしょうね。

 オチは自然と出てきました。 私の脳内にも帷湍の罵声と、成笙の睨みと、朱衡の完璧な笑顔が、 すっかり染みついたようです(コワイよ〜TT)
背景画像「空色地図 -sorairo no chizu-」さま
「投稿作品」 「祝7周年滄海祭」
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