満願成就@管理人作品第1弾
2013/09/01(Sun) 07:53 No.1
祝! 8周年!
皆さま、いつもご来場くださりありがとうございます。
拙宅は本日無事8周年を迎えることができました。
これもご来場くださる皆さまのお蔭でございます。
今年はご贔屓キャラへの熱い想いを語る、ということで、激白祭を開催いたします。
これから1ヶ月間、皆さまとともに楽しく祭をやっていけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、周年祭は常々マニアックでございます。
けれど、第1弾は、
やはり管理人イチオシご贔屓キャラを褒め称えてみたいと存じます(笑)。
- 登場人物 帷湍・朱衡・成笙・尚隆
- 作品傾向 ほのぼの
- 文字数 522文字
満願成就
2013/09/01(Sun) 07:56 No.2
その日、帷湍は朝からそわそわしていた。終業の刻限と同時に仕事を終わらせ、何気なく宮城を抜け出し、それから、脱兎の如く駆ける。そうして辿りついた目的地には、見覚えのある先客がいた。帷湍は思わず声を上げる。
「――朱衡」
お前もか、と続けることはできなかった。振り返った同僚が苦笑を浮かべて沈黙を促したからだ。手招きした朱衡が指差す方に目をやって、帷湍は目を見張った。そこには、今日も胸の中で悪態をつきつつ捜し回った大きな背があったのだ。
拳を握りしめる帷湍の肩を叩き、朱衡はまたも指を差す。少しだけ唇を緩めた成笙もそこにいて、同じように大きな背と、その先にあるものを眺めていた。
小さな黄色い実をつけた白銀の樹。
怒りを抑えて視線を移した帷湍は、我知らず感嘆の溜息をつく。新王が践祚してまだ数ヶ月、王都関弓でさえ、里木に結ばれた帯はない。しかし。
王が祈願し、路木に生った植物は、適宜全ての里木に種の入った卵果が生るという。そして、今日がその日なのだ。
「ほんとうに、木に生るのだな」
民の声を容れて路木に祈願した新王は、その成果に大らかな声で感想を述べた。帷湍は振り返らないその大きな背を眺め、己も唇を緩める。そして、朱衡や成笙とともに深く頭を下げたのだった。
2013.09.01.
後書き
2013/09/01(Sun) 08:03 No.3
はい、管理人イチオシご贔屓キャラは、
罵倒されつつも周囲には熱烈に愛されていることでしょう、との妄想でございました。
そして、新作にいただいた萌えを昇華させていただきました。
さあ、皆さまのご贔屓キャラへの激白をお聞かせくださいね!
ご投稿を心よりお待ち申し上げております。
2013.09.01. 速世未生 記
Re: 祝8周年! ネムさま
2013/09/01(Sun) 10:22 No.4
サイト開設8周年、おめでとうございます!
ご自分の作品のみならず、
毎年こうした素敵なお祭りを開いて下さる未生さまの企画力、
行動力には頭が下がります。
これからも一層、ご自分も楽しみながら周囲を巻き込んで下さいね。
さて、今回のトップバッターは、やっぱりこの方ですか(笑)。
本当にこれだけ周囲から罵倒されながら愛されている人って、
笑ってスゴイとしか言いようがありませんね。
強引にMywayのこの方も、常世に来たばかりの頃は、
不思議に思うこともたくさんあったのでしょう。
初めて自分の願いが実となって目の前に現れた時、どんな感慨を持ったのでしょうか。
背を向けたままの姿にいろいろ想像させられます。
背景に炎が燃えたつ1か月間、また楽しませていただきますので、
よろしくお願いいたします。
8周年&激白祭開幕おめでとうございます! 饒筆さま
2013/09/01(Sun) 12:48 No.5
素晴らしいです八周年、末広がりで誠におめでたいですね〜!
未生さまの並々ならぬご努力と海より深い十二国愛に感嘆いたしております(おぉ〜)
またお忙しい中、楽しいお祭りの開催もありがとうございます!
踊れや歌えの祭り囃子が残暑を乗り切る糧になります〜♪
さて、愛されまくる殿……好いですね、こちらもほのぼのと微笑んでしまいますね。
ええ、きっと罵声の激しさ=愛の深さなのでございましょう(笑)
新作も(ご本人が隠れているだけに)かえって妄想が広がりましたよね〜
でも実は殿、最初は路木システムが不思議でも、そのうち「ダメもと」で
いろんなヤンチャ願掛けをしていそうですね。
最初から酒の入った瓢箪が生らないか、とか。
そうしてまた罵倒されるんですよ、ああそれもまた愛(くつくつ)
私も今はまだ白紙(浮気者なのでイチ押しキャラが多すぎて纏まらない)ですが、
そのうち激白を引っ提げて参戦いたしますね〜っ。
ありがとうございます! 未生(管理人)
2013/09/02(Mon) 06:20 No.6
祭に沢山の拍手をありがとうございます。
そして、掲示板に寿ぎのお言葉及びご感想をありがとうございました〜。
ネムさん>
いえいえいえ、お声を上げてくださる皆さまがいらっしゃるからこそ
できる祭でございます。
しかも、近年祭がなければ書けなくなってまいりましたので(苦笑)。
はい、色々迷ったのですが、やはり第1弾は最愛の方で(笑)。
またも妄想を誘うご感想をありがとうございました!
饒筆さん>
はい、気づけばもう8年経っておりました。
気が済んだら止めようと思いつつ、まだ気が済まないようでございます(苦笑)。
北の国はすっかり秋の風情でございますが、そちらはまだまだ暑さが厳しいのですね〜。
祭囃子が癒しになるならばこんな嬉しいことはございません。
そして、楽しいご感想をありがとうございます。
なんだかムラムラしてまいります(笑)。
「青条」については語りたいことが多々ございます。
言葉にならない想いも沢山。
故に「満願成就」も紡いだ言葉を削いでいき、
あんなに短くなってしまいました(苦笑)。
皆さまの激白、心よりお待ち申し上げております〜。