更なる妄想の連鎖 玉簾さま
2007/04/18(Wed) 03:57 No.106
光栄にも自分の作品#40に対して書いて頂いた作品#100に
更に萌え返すのもヤボかと思ったのですが、つい(恥)。
しかも仕上げていると桜祭が終わってしまいそうでしたので下書き状態で大変申し訳ありません。
こんな会話が繰り広げられております。
延の顔はもっと面長・奥二重(細かい)のイメージなんですが…
(画像がありましてこのままの投稿となります。お許しを)
- 登場人物 陽子・延←すいません、こちらでは確定…(汗
- 作品傾向 セリフ(ほのぼの微糖)
- 文字数 250〜300程度
更なる妄想の連鎖 玉簾さま
2007/04/18(Wed) 03:57 No.106
不意に目があったと思ったら延は少しけだるそうに毛氈の上からこちらへやってきた。
延「櫻下美人図という奴だな」
そのなんというか…ラテン系な表現に陽子は言葉を詰まらせ、やや顔をこわばらせる。
この人はこういうところがある。
もともとそうだったのか長く政鞭を取るうちになったものか分からないが、六太が言うには
緑柱楼でさんざ修練は積んだらしいのだ。かなり熱心だったとか。
霧のように霞む薄桃の回廊を毛氈へと歩きながら延は悪戯っぽい笑みを浮かべる。
延「さっき、桜のところで何を考えていたか当てようか?」
陽「ええ、なんです?」
延「俺のこと、考えてたろう」
さ…っと風が通り過ぎ、ふたりの間を雪片のような花びらがわかつ。
陽「はずれ」
延「なんだ、違うのか」
陽「自惚れすぎですよ」本当にこの人は…と短い嘆息。
延「…今にも消えそうだったぞ」
毛氈の上で見上げた延の顔には何も浮かんでいなかったが、その言葉に陽子は確かに
固いものを感じた。
すっと距離をつめて頭をもたげかける。
再びさぁ…と吹いた風からこぼれる花びらはまるでふたりを埋めてしまうかのように注ぐ。
陽「今なにを考えてるか分かります?」
頭上で延がこちらを向くのが気配で分かった。
延「俺のこと、考えてたろう」
陽「…当たり」
音もなく降り注ぐ花びらが私達をこのまま消してしまえばいいのに…そう思った。
Viva! 連鎖妄想♪ 未生(管理人)
2007/04/18(Wed) 09:01 No.107
玉簾さん、いらっしゃいませ〜。
やった! 更なる妄想の連鎖♪ すんごく嬉しいです〜。
真顔でさらりと恥ずかしいことをのたまう延帝と、
なんともいえない表情の陽子主上……。
身悶えしてしまいました! (←だんだん危なくなってきてる/苦笑)
絵も文もなんて、美味しすぎますよ、玉簾さん!
本当にありがとうございました。またお待ちいたしております〜。
か、かわいい…… けろこさま
2007/04/18(Wed) 22:35 No.108
きゃ〜〜〜!可愛い、かわいいです〜〜!
は! 失礼しました。
はじめまして、玉簾さん。けろこと申します。
前回の凛々しい陽子さんの横顔も素敵だな〜と溜息をついていたのですが、
今回のむくれた陽子さんのイラストと自惚れた延帝の科白、
ほの甘いSSにレスせずにはおれませんでした。
最後の一文がもう、もう……ああ、いいな〜甘くって……
こんな素敵な絵と文をありがとうございます。
むは〜(鼻息) 玉簾さま
2007/04/19(Thu) 05:05 No.111
おふたりとも拙作に丁寧な、
そして熱い(笑)ご感想をどうもありがとうございます(^^)。
最後の一文は陽子心中を書いたものではあるのですが
実はふたりとも同じことを考えておりますです。
私の中の尚隆さんは表面上ラテン系なんですが、
ギリギリまで本音を吐かない人なんですよねぇ(妄想充実)。
意外と臆病な方です。彼もまた溜め体質…。
こっぱずかしいことを言ったときに吹いた風はきっと寒かったでしょうね(笑)
ありがとうございました♪