咲けよ乙女@管理人作品第4弾
2008/04/07(Mon) 16:47 No.62
管理人お得意の連鎖妄想でございます。
けろこさん作#47「ほころぶ、蕾」に、ついむらっとしてしまったのでした。
どうぞお許しくださいませ。
少し頭が壊れてまいりましたので、息抜きを兼ねて書き流してみました。
※ 管理人の作品は全て尚陽前提でございます。
- 登場人物 尚隆・陽子
- 作品傾向 しっとり
- 文字数 449文字
咲けよ乙女
2008/04/07(Mon) 16:53 No.63
満開の桜を見上げて、他愛のない話を続けていた。ふと指が触れ合った途端、滑らかな頬に朱が差した。それは鮮やかな紅の髪と相まって、いつか見た緋桜を思い起こさせた。
白い蕾を解き、楚々と咲き初めた八重の桜。ほんのりと頬を染めた乙女のような桜花は、日を追う毎にその色を濃くし、艶麗に微笑んだ。
凛然と咲き誇りながらも阿ることない、麗しき桜花。いつかこんな女に巡りあえたなら、と溜息をついたこともあった。
尚隆は目を見張って頬を染める娘に笑みを送る。そして、触れた細い指をそっと持ち上げて、恭しく唇をつけた。
娘は髪と同じ程に赤面し、慌てて指を動かした。見守る尚隆の視線を避けて、娘はそのまま俯いた。それから、震える指を、そっと、己の唇にあてた。
お前は、咲き初めし桜のようだな。
尚隆はゆっくりと立ち上がり、開いたばかりの花をつける枝を折り取った。そしてその花に唇をつけ、娘の横に跪く。戸惑い見上げる娘に再び笑みを送り、尚隆は娘の髪に桜の枝を挿す。
娘は翠玉の瞳を見張り、それからゆっくりと花ほころぶ桜花の笑みを見せた。
2008.04.07.
後書き
2008/04/07(Mon) 16:57 No.64
他愛のない会話をして、ふと、その会話が途切れる──。
偶然触れ合った指先に戸惑う乙女の羞じらいは、私のおっさん魂をいたく刺激してくれました。
よく言われますが、自分のオヤジ脳に嫌になる……。
手を出したいけれど出さないオヤジ心を感じていただけると大変嬉しく思います。
けろこさん、妄想を誘う作品をありがとうございました!
2008.04.07. 速世未生 記
乙女に戻りたい! 由旬さま
2008/04/07(Mon) 23:20 No.69
けろこ様の絵と相まって未生様のお話が、もう無くなりかけた(笑)
私のオトメ心を刺激して呼び覚ましてくれるようですぅ〜
最初から最後まで、胸キュンです。ある意味とても緊張して読みました!
開き始めた桜の蕾。それを尚隆が愛でるのですねーああ〜溜息
未生様のオヤジ脳に感謝!です。
もっと「むらっと」してください(笑) けろこさま
2008/04/07(Mon) 23:21 No.70
キャ〜〜ッv キャ〜ッvキャ〜ッv キャ〜〜〜〜〜ッvvvv
すみません、自分の描いた陽子さんより可愛い陽子さんを見て興奮しております〜。
ガバッと抱きしめずに陽子さんを見つめる延帝さまも惚れ直してしまいますv
(桜花の笑みを見た後は知りませんけどネ/笑)
ビバッ!! オヤジ脳!! でゴザイマスです。
話は違いますが、南殿桜について。
以前にも言いましたが、どうも南殿種は数種類あるようです。
南殿(なでん)のほか、暁南殿(あかつきなでん)、大南殿(おおなでん)、
紅南殿(べになんでん)など。
で、管理人様を始め私達が想像している色合いになる南殿種は、暁南殿じゃないかと思われます。
これも写真判定なのですけどね。
よろしかったら、その判断をした下記サイトをご覧下さい。
写真しか載ってないですが、数百種類の美しい桜写真のサイトです。
桜の博物館
妄想語り 未生(管理人)
2008/04/08(Tue) 06:26 No.73
お、思わぬ反響をいただき、恐縮にございます〜。
由旬さん>
朝から笑わせていただきました!
>もう無くなりかけた(笑)私のオトメ心
──(笑)。まだまだお若いじゃないですか〜(きっと)。
私なんか「おっさん」ですよ、「おっさん」。
こういうの、陽子視点を書け、と言われたら、悶絶いたします。
>ある意味とても緊張して読みました!
今回一番のツボ! をありがとうございました!
もう、笑いを堪えるのが大変でした〜(朝の5時でしたから)。
目覚めたオトメ心を昇華しにまたいらしてくださいね! よろしくお願いいたします〜。
けろこさん>
雄叫びをありがとうございます(にっこり)。
楽しんでいただけてよかった〜。
>ガバッと抱きしめずに陽子さんを見つめる延帝さまも惚れ直してしまいますv
あはは、ガバッと抱きしめるのは若い証拠でしょう!
歳を取ると、己の衝動を抑えつつ、自分好みの熟れ時に美味しくいただく術を
考えるものでございます。
極上の素材であればあるほど、そう思うのでは……。
ああ、祭掲示板で腐った妄想を語りすぎてはいけませんね〜。
桜の博物館のアドレスもありがとうございました!
さてさて、まだまだ皆さまの素敵な「桜」をお待ち申し上げておりますよ!
どうぞよろしくお願いいたします。