所変わればログ(五緒さま)
「投稿小説」 「08桜祭」 「玄関」 


Re: 第三の桜餅(笑) griffonさま

2008/04/25(Fri) 21:50 No.189

 先日、桜餅の話題をパートナーとしていたところ。 うちのパートナー曰く
 「桜餅はゴボウと白ミソの餡とピンクに染めた餅を、求肥でくるんだもの」だと言うんです。
 「えぇ〜っっそんなの見たことも聞いたこともないでぇ〜」とかなり驚いたのです・・・ 桜餅恐るべしと。
 ちなみにうちのパートナーは北部九州出身なんですけどね。

 ところが本日、パートナーが言うには、こないだ言った桜餅は桜餅じゃなかった・・・と
 「菱葩餅」とか「花びら餅」とか言うもので、おせち料理なんかに出るんだそうな。
 おせち料理にだってそんなの見たことないぞ(笑)
 でも、某デパートの和菓子店で売ってるらしいのです・・・期間限定ではあるそうですが。

 桜餅ひとつとっても地域性が現れていて面白いですよね。
 海客としての陽子や六太や尚隆の産まれた地域の差と、桜餅を使ってのコメディにしながら、 斃れられない不死の者と、有限の生を全うしつつある人との対比もカラめてあって、 なかなか奥深いお話ですよね。 読み応えたっぷりでした。

 ことしも桜祭り楽しいっ(^_^)v



「所変われば」読ませていただきました 空さま

2008/04/25(Fri) 22:27 No.192

 夕餉はほんとに楽しそう!

 五緒さま、素敵なお話しありがとうございます!
 尚隆さん、大喜びですよきっと。
 和菓子は奥が深いですよね〜
 桜にまつわるものも結構たくさんあるんですね。

 空は「長命寺」という名前になるとは思っていませんでした。
 空の近所で売っている「桜餅」。
 ううむ、日本は広い。



桜餅旋風(笑) けろこさま

2008/04/26(Sat) 01:28 No.200

 陽子さんと六太君の桜餅論争はこうして決着がついたのですね(笑)
 老主人の楽しげに語る姿が目の前に浮かびます。
 きっと次の年には三人揃って老主人の店に顔を出そうとすることでしょうね。
 桜の咲く山の風景もとっても素敵です。
 山一面の桜を間近に見たことがないのに、その風景が見えるようです。
 う〜ん、来年こそ吉野に行くぞ!

>griffonさま
 「花びら餅」は元々、正月にしか食べない宮中の和菓子です。
 現在は、いずれかの千家の初釜のお茶菓子として供されています。
 だからお正月限定の和菓子で、最近はお正月用の上菓子として暮れに、 京都系の和菓子店で売られていると思いますよ。



読ませて頂きました 由旬さま

2008/04/26(Sat) 01:29 No.201

 前半が楽しい分、後半のしんみりが胸に響きますね。
 この菓子職人、きっといろんな苦労があったことでしょう。蓬莱でも常世でも。
 陽子や六太と桜餅や和菓子の話をすることができて、老人の苦労も報われたかと思います。

 日本の文化って奥が深い。改めてそう感じました。



わ〜い、「もち米桜餅」! 未生(管理人)

2008/04/26(Sat) 06:37 No.207

 おお! 管理人の一言に素敵な連鎖妄想が! これぞお祭の醍醐味でございます〜。 五緒さん、ありがとうございます!
 前半の桜色に染まる山並みの描写、ホームシックになりそうでした。 私の故郷の桜の名所も、山の中腹にあり、春になると山を染めるのですよ……。 いつも5月中旬過ぎに満開を迎えるため、最近とんとご無沙汰なのです(泣)。 逆に今年は早く咲き過ぎて連休後半に行っても散っているかも……(溜息)。
 横道に逸れましたが、楽しくもしっとりとしたお話をありがとうございました。 そして、三種の桜餅の解説まで入れていただいて……。 和菓子職人の老店主どのに感謝でございます。

 それと、「花びら餅」。確かにお正月になると和菓子屋さんに現れますね! 北の国では六花亭か柳月で出していたような。



「所変われば」への感想ありがとうございます 五緒さま

2008/05/10(Sat) 01:17 No.343

 こちらも私が意識していなかったことを感想で頂いて、皆さまの感性の豊かさにただただ 感謝するのみです。

>griffonさま
 自分がいつも見ているものが「そう」だと思っているものを、ところが違うんだよと いわれればそりゃ〜驚きますよね。
 ここでネタにした桜餅は、私にとって正に驚愕の出来事でした。
 花びら餅は直ぐにどんなものか浮かべることができますが、まだ一度も食べたことがありません。 期間限定だけあっていつも逃してしまうのです。

>空さま
 尚隆は二人の、特に陽子の楽しそうな様を見て、自分達が計画した花見がいい結果を 生んだことに満足しています。 お土産の桜餅も、俺のことを忘れていなかったな、なんて言いながら食べることでしょう(笑)
これだけ人の往来が容易にでき、情報も簡単に得られる手段がある「今」でも、 まだまだ知らないことがあって、それが話題になると驚きとともに、記憶に残りますね。 当分「桜餅」のことは忘れそうにありません。

>けろこさん
 老主人のお蔭で陽子と六太の桜餅論争は決着がつきました(笑)
 山の風景の描写は私のまったくの想像の産物なのですが、参考になった風景はあります。
 去年、北海道の松前の桜公園に行ったのですが、移動中のバスの車窓から桃色の桜を見たのです。 たった一本なのにその鮮やかなこと! それが山全体にあったらどうだろう、と想像したのです。
 吉野のお山も見事な山桜が咲誇っていると聞き及んでいます。 私もいつか行きたいものです。

>由旬さま
 当初はしんみりする予定ではなかったのですが(汗)書いていくうちに老主人が 出張ってきて……。
 陽子と六太に和菓子のあれこれを話したのは、やはり誰かに話しておきたいと 老主人が思っていたからかもしれません。
 技術を身につけるのは容易なことではないので、「職人」と言われる方たちには 尊敬の念を抱きます。 いま日本では高齢化と後継者が問題になっていて、このままでは失われる技術もあるのだとか。
 この老主人にもいい後継者が見つかるといいのだけど。

>未生さん
 未生さんの呟きに、これは私が書かねば、誰が書く!(キャ○ャーン風に) と意気込んで仕上げた話です^^。
 去年の道明寺から続く衝撃は、並大抵のことではありませんでしたから。
 山を染める桜。これは、上のけろこさんへのコメントやシールで送った通り、 北の国で見た一本の桜がこの話にでている山の風景の元になっています。
 それだけ「桃色」の桜は私にとって、強く印象に残るものだったのです。
 陽子にとっても、忘れられない風景の一つとなったと思います。


背景画像「フリー素材 *blue daisy*」さま
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