邪魔者がいない隙に(五緒さま)
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邪魔者がいない隙に

作 ・ 五緒さま
2008/05/10(Sat) 01:07 No.340

 俺は今ひっじょうに気分がいい。
 なぜって?みてくれよ、これ。
 陽子が景麒の使令経由で俺にこっそりと渡してくれた、「手作り」の長命寺。これのためにあいつよりも一足早く塒に帰って来たって訳さ。
朱衡らにも分けたので、残ったのはこれだけだが、あいつの邪魔が入らずにゆっくり食えるってのがいいぜ。

 陽子、ありがとうな。


一方、六太が帰ったあとの金波宮では――

 甘いな、六太。お前と陽子の俺に対する態度がぎこちなかったからな。陽子に白状させたぞ。

 六太くん、ごめん。あのひとの追求をかわせなくて、しゃべってしまったよ。

と、二人の間に何かがあった模様。




* * *  五緒さまの後書き  * * *
2008/05/10(Sat) 01:09 No.341

 また、桜餅ネタですみませんA^^;
 つい最近、「長命寺」桜餅を作ってみました。
 その画像だけ投稿させてもらうつもりでしたが、六太くんの得意げで嬉しそうな顔が 浮かんできて、こんな話ができあがりました。

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