緋色の乙女@管理人作品第5弾
2010/04/09(Fri) 18:10 No.416
4/2から足踏みしていた桜前線がようやく動きました。
4/9に長野・輪島・福島にてソメイヨシノが開花いたしました!
めでたく東北到着でございます。
また、7に彦根・水戸、8に宇都宮・銚子にて満開宣言が出されました。
皆さまの桜をまだまだお待ち申し上げておりますよ!
さてさて、管理人は週末にはなかなか浮上できません。
で、お茶濁しの連鎖妄想小品を投下いたします。
#296「慈愛の女神」にいただいた夜紅虫さんのご感想からついつい書き流した
軽〜いお話でございます。
※ 管理人の作品は全て尚陽前提でございます。
- 登場人物 尚隆・陽子
- 作品傾向 しっとり・ほのぼの(甘め注意!)
- 文字数 387文字
緋色の乙女
2010/04/09(Fri) 18:11 No.417
甘い風が吹く。肌寒い北国とは違う、暖かな風が。ふと目を覚ます。翠の宝玉が、静かに見下ろしていた。
「おはよう」
慈愛の女神はそう言って微笑む。尚隆はにやりと笑い、豊かな緋色の髪に手を伸ばした。指を絡めて艶やかな感触を楽しむ。女神は乙女に戻り、頬を桜色に染める。その様は、尚隆の悪戯心を刺激した。
そのまま髪を引く。小さく叫ぶ伴侶を無視して口づけた。桜唇を存分に味わう。伴侶はその髪よりも赤い顔をして抗議した。
「さ、桜が見ているよ!」
その刹那、ざざざ……と風が吹き抜けて、薄紅の花びらが乱舞した。それは、あたかも桜の答えのようで、尚隆は破顔一笑する。
「桜も笑っているぞ」
そう断じると、伴侶は絶句した。尚隆はにやにやとその困惑顔を眺め続ける。やがて、伴侶は肩を竦め、花びらを散らす桜を見上げた。そして、深い深い溜息をついた。
春風に枝を揺らす桜は、それをも楽しげに笑って見下ろしていた。
2010.04.01.
後書き
2010/04/09(Fri) 18:15 No.418
桜より班渠が見てますよ、陽子主上!
まあ、気配を殺しているでしょうけれど……(笑)。
普段であればオマケ拍手に置くような小品でございます。
まあ、これも祭ということで大目に見てくださいませ!
夜紅虫さん、妄想を誘うご感想をありがとうございました〜。
2010.04.09. 速世未生 記
ううん(らぶ)、未生さまの陽子さんはかわいい! 空さま
2010/04/09(Fri) 20:59 No.419
尚隆さんのにやける顔に納得のいくかわいらしさですね。
うちの近所では昨日あたりから、ソメイヨシノが散り始めました。
空はこの時期が一番好きです。
陽子主上かわいい〜♪ みるくうさぎさま
2010/04/09(Fri) 22:17 No.420
どうしてそんなに初々しいままでいられるのでしょう……。
らぶらぶ(敢えてひらがなで)で羨ましいです〜。
さて、明日は「ひこにゃん」に会いに行こうと画策中です。
車が混む前に到着したいので、ちょっとだけ早起きします。
桜吹雪の中には異世界が・・・ 翠玉さま
2010/04/09(Fri) 22:26 No.421
こちらの今の時期には合いますよv
夜紅虫さんの感想で、下から見上げる陽子さんは美味しいゾ、とわたしも思いました。
だからこその叫びでもあります。
未生さんのコメントでタイミングよく桜を揺らしたのは隠形の班渠か、六ちゃんか、
と思ってしまいましたよー!
景麒には無理(笑)
初々しいねぇ〜 けろこさま
2010/04/10(Sat) 00:17 No.423
ホント、管理人様の陽子さんはいつまでたっても初々しいですねぇ〜v
そんな乙女の陽子さんが大好きなのはわかっているけど、
もう少し女神さまの微笑みの余韻を楽しんでくださいよ〜、延帝様(笑)
遅くなりました! 未生(管理人)
2010/04/11(Sun) 07:32 No.436
空さん>
早速のご感想をありがとうございます〜。
うちの陽子さんは、ちょしたくなる(構いたくなる)ひとなんですよ〜。
ご近所の桜は散りかけですか〜。
花期が短いからこそ桜は美しいのですよね。あと少し、存分にお楽しみくださいませ。
みるくうさぎさん>
「どうしてそんなに初々しいままでいられるのでしょう……」
──それは遠恋しているからではないでしょうか(笑)。
私は遠恋推進派でございます〜。
ひこにゃんには首尾よく会えましたか? 私も会ってみたいです〜。
彦根の桜も盛りだったでしょうか?
翠玉さん>
そうそう、いつも見下ろしている者を見上げると……なんて妄想に走ってしまいました。
連鎖妄想万歳! 翠玉さんに叫んでいただけて、にんまりでございます。
タイミング良く桜を散らしたのは誰でしょうね? 案外桜自身かもしれませんよ〜(笑)。
けろこさん>
そうです、拙宅のかの方は乙女陽子主上がお好みなのでございます。
そのために深謀遠慮を繰り返す……(笑)。
それも私の「萌え」ですので、どうぞご勘弁を〜!