幻想的　由旬さま

　煙る雨の中に咲く桜が目に浮かぶようです。 誰かの念が強い時、異界への道も通じるのでしょうか。
　わたくしごとですが、私の母は幼い頃、夜桜見物に行った先で、 桜の下で手招きしている翁（本当に白い髪に白い髭が生えていたとか）を見かけたそうです。 その時辺りに芳しいにおいが立ちこめて酔ったような気分になり、 ふらふらと近寄りかけた瞬間、父親（私の祖父）に呼ばれて我に返ったら、 もうその翁はいなかったと……
　それ以来、桜の側に行くと引き込まれそうな錯覚に陥るのだそうです。 信仰心もいい加減で超常現象など全く信じていない現実派の母なので、 この話は妙に説得力があり、印象に残っています。 桜並木＝＞異界、案外本当かもしれませんね〜
　長々と個人的なコメント、失礼いたしました<(_ _)>

Re: 思い出の桜　みるくうさぎさま

　さすが京都の桜は風情があって素敵ですね…。 高速道路の渋滞が避けられないので、私にとっては近くて遠い京都の桜です。
　そして、ちょうどネムさんの見た印象的な景色の近くに住んでいるはずなのですが…。 新幹線にめったにに乗らないので、具体的な場所は思いつきません(^_^;)
　そこに行けば、こちらからも異界が見えるのでしょうか？　 探してみたくなるお話でした。

Re: 思い出の桜　瑠璃さま

　幻想的で少し妖しい。この雰囲気に魅せられてしまいそうです。
　哲学の道の桜も素敵ですね。桜の下の花は雪柳かなあ。 とても綺麗でため息です。

白昼夢　未生（管理人）

　「思い出の桜」をアップしてくださってありがとうございました。 ほんとうに綺麗な桜ですね〜。 私も京都では梅しか見たことがないのでいつか桜も見てみたいです。 （北の国から関西への旅は、冬がべらぼうに安いのです）
　そして、「煙雨」。 美しくも幻想的なお話をありがとうございました。 先日行った神宮の参道を思い出してしまいました。
　なんというか……ああいう場所には独特な「気」があるように思います。 「気」があるから祠が置かれるのか、祠があるから「気」が満ちるのかは解らないのですが。
　なんだか、そんな道を桜の下に見つけて、違う世界に行けそうな、 白昼夢のようなものを見てしまいました。 ちょっと酔っぱらってしまいました(苦笑)。
　素敵なお話をありがとうございました。

Re: 思い出の桜　けろこさま

　光と影が混じりあうときには、何か尋常でないことが起こりそうな気がする。 先がどこに繋がっているのか分からない並木道の先に何があるのか見てみたい。 そういう誰もが持っている無意識の思いが桜を刺激して異界を引き寄せるのでしょうか？　 妖しくも懐かしい世界に陽子さんが囚われなくてよかったです。

Re: 思い出の桜　griffonさま

　十二国の雰囲気をしっかり纏ったまま、十二国の世界からの異世界漂流譚とも言えるような 新しい作品の世界が始まりそうな雰囲気の、とっても幻想的でＳＦ的で・・・ あ゛〜ボキャブラリーが貧困すぎて感想書けないil||li _|￣|○ il||l
　蝕でもなく、呉剛門を開くでもない第三の道と言うとこに、激しく萌えます(^_^;)　 設定萌えと言う変態ですので、お許しを<(_ _)>

コメントありがとうございます　ネムさま

　またもや遅くなりましたが、いつもありがとうございます。

由旬さん＞
　お母様の体験談、何やら遠野物語の語りのようですね。 不思議が日常ーみたいな、ある意味常世の世界ですね。 翁はどこから来たのでしょうか。

みるくうさぎ さん＞
　確か木曽川を渡って山に入った辺り、岐阜羽島駅の前後だったように思いますが…
　今更ですが、一時名古屋に住んでいたのでNo.380の名古屋城の桜は懐かしかったです。 あの近辺にまた行ってみたいです。

瑠璃さん＞
　はい、雪柳の他にも連翹、三椏などの低木も咲き乱れ、桜も染井吉野だけでなく 何種類もありました。少々混むけどお勧めです。

未生さん＞
　写真の件、本当にありがとうございました。
　「気」と「木」は同音で通じる…なんて説を聞いたことがありますが、 特に桜は一時だけ花の色が浮かび上がるから、 桜並木から不思議な力を感じさせられるのでしょうか。酔ってもらえて嬉しいです。

けろこ さん＞
　『光と影が混じりあう』というと、けろこさんのカラーイラストのイメージですね。 （あ、歌う浩瀚も怜悧な宰相との光と影…かな？）
　書き終えてから、陽子は道の先が分かったら行かなかっただろうな、と思いました。 それはそれで切ないのですが。

griffon さん＞
　なるほど。設定萌えですか、griffon さんは。 だからあんなに多種多様なお話を作れるんですね。 創作の秘訣をありがとうございます（^^v）