「投稿作品集」
「17桜祭」
一夜の夢 未生(管理人)
2017/05/19(Fri) 18:23 No.563
永の歳月、一家を見守り続けた桜の古木。 誰もいなくなってからは、咲かずにいたのか咲けずにいたのか……。 最後に鮮やかな花をつけ、解き放たれた桜はこれから静かに眠りに就くのでしょう。
一夜の夢を見ることができたモブ男さんにはずっと覚えていてほしいな、 と密かに思います。
美しくも物悲しい一夜の夢をありがとうございました。
果て……に辿り着けたのですね(涙) 饒筆さま
2017/05/19(Fri) 23:39 No.566
ずっと桜が咲かなかったのは、 あの悲愴な日に時が止まってしまったからかなあと思っていましたが、 要クン? の言う通り墓守をしていたのなら、 きっとこの桜もあの家族を愛していたんですねえ……(ホロリ)
最後の一人が労いに来てくれて、安堵の最期を迎えられて良かったですね。
寂れてゆく家と周囲の人々の心境がとても仔細に伝わって、凄くリアルでした。 特に「年々広がるシャガの花」がなんとも生々しく美しく、 切ないような背筋がうすら寒くなるような不思議な気分になりますね。
おじさん……うなされてなきゃいいけど(笑)
しんみりと美しく素敵な後日譚をありがとうございました。
切なく、美しく 文茶さま
2017/05/21(Sun) 00:13 No.569
優しい思い出も、辛い出来事もその身に包み込んで眠り続ける桜の木に心をうたれます。 桜が最も美しい姿を見せるのは希望に満ちた季節であり、 その思い出と共に輝かしい姿を最後に待ち人見せたのでしょうね。 シャガの花もその日がくるまで人を寄せ付けず、桜を守り続けたのではないのでしょうか。
桜も幸せだったのだ、そう思います。 男性はいつかこの出来事を話す日が来るのでしょうか。 そして話すのだとしたら誰に?その後の物語も聴いてみたいですね。
心に沁みるお話をありがとうございました!
ほろり… 葵さま
2017/05/21(Sun) 10:52 No.574
篝さま、こんにちは! あなたさまのパン種に潜り込んだ膨張中のイースト菌・葵でございます。
胸の奥がきゅっとなる切なくも儚くも美しいお話ですね… 桜という樹は、色や匂いや思い出を幹の中にいっぱい取り込んでいて、 ここぞという時に満開の花を咲かせるのでしょうね。
この桜さんはきっと要くんをじっと静かに待っていて、 ようやく迎えに来てくれた最期に溜めていた想いをこめて一気に花を咲かせたんですね。
いやぁモブおじさんはいい景色をご覧になられましたとも! モブさんに幸あらんことを!
第三者視点から見た桜、 そうして桜を透かせてほんのりと向こうに人影が想起されるという お話の構図にも痺れました。
素敵なお作を拝読させていただいてありがとうございました!
鎮魂歌 ネムさま
2017/05/21(Sun) 23:41 No.596
音の無い鎮魂の歌が聞こえてくるようです。 でも沈痛ではなく、天上月華へ魂が昇天していくような、浄化されるような音楽です。 昇っていく魂の中には桜の木も一緒なのでしょう。 モブおじさんも、いつか懐かしいような気持ちで思い出すんじゃないかと思ってます (しばらくは夜歩き出来ないだろうけど)
シャガは大好きなので、桜の守に登場してきてくれてうれしいです(超個人的)
美しいお話をありがとうございました!
魔性の子の雰囲気たっぷり 凛さま
2017/05/22(Mon) 16:03 No.613
怪異チックな雰囲気が痺れます〜。
これが公式でいい 由都里さま
2017/05/22(Mon) 19:53 No.626
篝さんこんばんは! ホラー大好き人間です。
この小説、小野主上の醸し出すホラーな雰囲気がにじみ出ております。 素晴らしい雰囲気です。これが公式で良いです。 高里くんではなく、 旧高里家のその後を鮮やかに描かれた篝さんの着眼点と筆の巧さに感動です。
モブおじさんは桃色の世界ならぬ桜色の世界を垣間見てしまいました。 哀れモブおじさん。
解放 瑠璃さま
2017/05/22(Mon) 21:34 No.636
この桜はずっと待っていたんですね……。
通りすがりのモブ男さんは怖かったかもしれませんが、 この桜の最後の花と解き放たれる瞬間に立ち会えたのはある意味羨ましく思えます。
素敵なお話でした。ありがとうございます!
コメント返信 篝さま
2017/05/23(Tue) 00:04 No.660
書いた本人もよく分かっていないような、 しかも既存の登場人物の名前も一切出てこない代物に 皆様の温かいコメント感謝いたします…あうあう(滂沱の涙)
未生さま>
役目を終えた桜さん、最後に要くんにみとってもらって、 ようやくお疲れさまでしたと言えるのかなとそう思います。 全てが終わってしまえばいっそ楽になれるのに、 それを耐えて耐えて待っていてくれたのかもしれません…。
モブ男さん、酔いのせいにして忘れてそうですが、 無意識のうちに覚えているやもしれませぬ(笑) きっと誰にも言わないけれど。
饒筆さま>
ああ! 目から鱗です! 書いた本人、「墓守」などという意識は全くありませんでした!(おいおい)
や〜〜〜〜〜!! それ素敵ですね…。 そういう事にしておきましょう!! そうしましょう!
未曾有の災害にあった後の人々のことを安易に考えてはいけないなと 己を戒めながら書いておりましたので、そのように仰って頂けてほっと致しました。
おじさんなら大丈夫です! 酔いのせいにしてけろっとしてる筈です(表面上は/笑)
文茶さま>
この作品を書くにあたってシャガの生態をざっとではありますが調べたところ、 湿った所に群生するのだとか。それを考えると「年々広がる」 という描写自体がおかしなものになってしまうのですが、 それでも、桜さん一人で待ち続けるのはしんどいかなとシャガの花さんに活躍? して頂きました。 きっとシャガの花がいたから桜も寂しくなかったと思いたいです、ええ、ええ…。
おじさんが万が一、誰かに話すとしたら、それはきっと、要くんに縁のある、 あの高校時代を共に過ごした誰かかもしれませんね…。
葵さま>
ええ、ええ。桜さんはずっと、じっとひたすらに要くんを待っていたのでしょうとも。 例え来てくれなくても朽ち果てるまで、そこに願いと想いがあったと思います。
おじさん! きっといい事あるよ! と肩ポンしてあげてください(笑)
構図ですか! ひゃ〜〜〜!! そのようなお言葉頂くのは初めてで何やらこそばゆいものがありますが、 お褒め頂きありがとうございます。今夜はよく眠れそうです。わはは。
ネムさま>
頂いたコメントのタイトル欄からしてセンスが溢れていて、 爪の垢を煎じて飲ませて頂きたいくらいです…(にじりにじりと近寄る)
そうですね、きっと桜の木は勿論、 要くんが来るまで止まっていたその空間の時間も諸々ひっくるめて 全部を連れて行ってあげてほしいです。
おじさん、きっと暫くは思い出せないだろうけど、 また呑んだ帰りとかにふと思い出しそうですね(笑)
おお! ネムさまのツボをつけたぞ、やったー! えへへ、魔性だったか黄昏だったかで、 高里家の描写を読み直していたらシャガの花とあったので、 ここぞとばかりに活躍してもらっちゃいましたー!
凛さま>
魔性の子の雰囲気出てますか!? 怪異チックですか!!
わわわ! よかった、よかったです〜。 私が書いてもどうも怖くならないので、そのように仰って頂けて嬉しい限りです。 わーい、やったー!
由都里さま>
一作目といい、今回といい、由都里さんは私を褒め殺すおつもりか!? 公式だなんて畏れ多くも勿体ないお言葉ありがとうございます〜。
ホラーな雰囲気が出ていると仰って頂けて本当によかったです、はい…。 でなきゃ、おじさんの恐がり損になってしまうところでした(笑)
着眼点といいますか、何といいますか。私、魔性の子のその後妄想大好きマンなので、 ええ…(そっと目逸らし)
瑠璃さま>
ええ、ええ。要くんがいつかきっと来てくれると信じて、いや、来てくれなくても、 ずっとずっとそこに…。
どんまい、おじさん! と思いつつも、ま、たまには寄り道してよかったでしょ? と言ってあげたいです(笑)
とりあえず、一言。
想像以上の皆さまのおじさんへの労いに少々驚いております。 よかったね、おじさん…。
皆さま、温かい数々のコメントありがとうございました!
背景画像「篝火幻燈」さま
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