(開催期間 2020.09.01.~10.05.)
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9/2拍手御礼
user.png 未生(管理人) time.png 2020/09/02(Wed) 22:18 No.4 [返信]
 皆さま、こんばんは。拍手をありがとうございます。

 本日の北の国、最低気温は19.0℃、最高気温は25.0℃と少しだけ夏が戻ってまいりました。一時は最低気温がひとケタになりそうな勢いでしたからね~。

 それでは御礼でございます。

Sさま>
 15周年に寿ぎをありがとうございます! 皆さまのお蔭でございます~。祭については準備不足感が否めませんが、お楽しみいただけると嬉しゅうございます。素敵なかの方をお待ち申し上げておりますね!

 皆さまの素敵な尚隆をお待ちいたしております
祝! サイト15周年!
user.png 未生(管理人) time.png 2020/09/01(Tue) 22:41 No.1 [返信]
 皆さま、ご無沙汰しております。
 本日の北の国、最低気温は16.9℃、最高気温は23.7℃と過ごしやすい日和でございました。緑は色褪せ、黄色い葉が散り始めております。昼から虫の音も聞こえ、既に秋かしらとも思います。

 さて、9月1日になりました。拙宅はなんと15周年を迎えました。皆さま、ご訪問ありがとうございます!

 突発ではございますが、管理人イチオシ延王尚隆の祭を1ヶ月開催する所存でございます。よろしくお付き合いくださいね~。

 投稿の見本を兼ねて管理人作品第1弾をお送りいたします。 白銀幕間でございます。未読の方はご注意を! よろしければご覧くださいませ。

登場人物  六太・尚隆
作品傾向  シリアス
文字数   1060文字
日常の終幕@管理人作品第1弾
user_com.png 未生(管理人) time.png 2020/09/01(Tue) 22:47 Home No.2
 ありふれた日常というものは突如破られる。相場はそう決まっている。溜まった書簡の山を眺めて溜息をつきつつ、延麒六太はひとまず小卓に腰を掛けた。そろそろ逃亡の算段でも練ろうかと考えていたところ、下官が何やら叫びながら駆け込んでくる。

「なんだ。どーした」
「――戴から使者が」

 六太は下官が言い終えるのを待たずに執務室を飛び出したのだった。

 王気を辿るまでもなく延王尚隆は己の執務室にいた。戴からの使者は六太を見るなり榻から降りて叩頭する。そんなことしなくていい、と声をかけると尚隆が手に持っていた剣を差し出した。
「見覚えはあるか」
「――ある」
 剣にはないが、剣に結びつけられたものには見覚えがあった。景王が裏書きした旌券だ。陽子に託され、六太が李斎に渡したものだった。
「――無事辿り着いたんだな」
「無事ではないかもしれぬ」
 尚隆は難しい貌でそう言うと、使者を促し再び榻に坐らせる。そして戴の実情をあれこれ訊ねた。

 七年もの間行方が知れなかった泰王驍宗は生きていた。使者が持参した剣は驍宗の愛剣。戴にて尚隆と驍宗が打ち合い、驍宗が一本取った。剣豪と名高い延王から一本取ったことを寿いだ当時の泰王が驍宗に下賜したもの。故に尚隆も見覚えがあるという。
 阿選の兵に襲われた驍宗から剣を託された者は満身創痍、しかし驍宗は李斎とともに自ら雁に救援を求めに行く予定だったと語った。聞いてすぐに雁を訪れたのだと使者は告げる。
 驍宗と李斎のその後は不明。そして鴻基にいるという泰麒の生死も分からない。しかし、使者は毅然として自国の王の生存を信じる、と続けた。

「無論だ」
 延王尚隆は力強く首肯し破顔した。六太の頭に大きな手を載せて使者に告げる。
「国に戻り雁は助力すると伝えるがいい。すぐに船を出す」
 使者は榻を降り深く叩頭した。
 
「さあ、忙しくなるぞ」
「お前また自分が出るつもりか」
「当たり前だろう。そういうお前もついてくるのだろうが」
 使者を送った後、軽口の応酬を交わした。昨年慶から書簡が送られてきたときも同様だった気がする。あのとき雲を掴むような話に絆された陽子を諫めるために向かったはずが、見事に論破されて手を貸すことになった。あれだけ腰が重かった尚隆なのに。
「今回はやけに腰が軽いのな」
「泰王からの要請だ、当然だろう」
「生死が分からないのに?」
 僅かに眼を瞠った尚隆は片眉を上げる。
「七年間穴の中で生き延びた奴がいまさら命を落とすと思うか」

 天命ある限り王は死なぬ。
 
 そう呟いて、尚隆は立ち上がる。六太はその大きな背にしばし見入った。

 明日からまた、非日常が始まる。
 
2020.09.01.
後書き
user_com.png 未生(管理人) time.png 2020/09/01(Tue) 22:52 Home No.3
 原作「白銀」発売から約1年。再読もできていないのですが、漸く少し昇華できたような気がいたします。もう、書かれていない幕間が気になって気になって……! けれど、頭の中でこなれるまでまだまだかかりそうな予感……。
 そんな感じの第1弾でございました。お楽しみいただければ幸いでございます。

 さあさ皆さまの素敵な尚隆をお待ちしておりますね~。
おめでとうございます!!
user_com.png 文茶 time.png 2020/09/02(Wed) 22:28 No.5
サイト15周年おめでとうございます!そしてお祭開催ありがとうございます〜!

 天命ある限り王は死なぬーーー。尚隆が言うと重みがありますね。また言葉の端々から驍宗さまへの信頼が感じられて嬉しくなりました。
 戴が落ち着いて二人でゆっくり語らう日が来るのもそう遠くはないでしょうね^ ^
15周年おめでとうございます!
user_com.png 饒筆 time.png 2020/09/02(Wed) 22:39 No.6
改めましてサイト開設15周年おめでとうございます~!!
そして楽しいお祭りの開催ありがとうございます。

確かに、戴で白銀~の重厚なドラマが展開している間、舞台裏の延とか慶で一報をハラハラ待っている人たちがどうしているか気になりますね。
そして待ち侘びた一報が届いた途端、サッと得物を掴んで立ち上がる尚隆も目の前にありありと浮かびます……どちらも頼もしい漢前な王様同志、「あいつなら大丈夫」的な信頼があるとか胸アツです!
さっそくのカッコイイ尚隆氏をありがとうございます~。

遅ればせながら私も書き始めましたので、週末には開催祝いの花輪(代わりの小咄)を持参しますね。
ご感想御礼
user_com.png 未生(管理人) time.png 2020/09/03(Thu) 19:16 No.7
 皆さま、こんばんは。久々に一作捻り出したら力尽きて起き上がれませんでした……。
 改めまして、ご感想をありがとうございました!

文茶さん>
 15周年に寿ぎをありがとうございます。祭開催を喜んでいただけて嬉しく思います。
 もとより面識があったお二方ですからね! 何も解らなかった「黄昏」時とは違うのではないかとの妄想でございます。
 文茶さんの作品もお待ち申し上げておりますね!

饒筆さん>
 15周年と祭り開催にエールをありがとうございます。
 ほんと幕間が気になりすぎる原作展開でございました! 多少なりとも昇華できて嬉しく思います。
 おお、饒筆さんの作品楽しみでございます。ワクワクとお待ちしておりますね~。
15周年 おめでとうございます
user_com.png ネム time.png 2020/09/03(Thu) 23:18 No.8
 周年記念のお祭り開催、お祝い申し上げます。
 15年!生まれた子供が中学を卒業するくらいの間、十二国ファンの憩いの場を運営され続けてこられたこと、ただただ頭の下がる思いです。これからも一層のご活躍をお祈りいたしております。

 …で、今年はいよいよ尚隆祭ですね! 相も変わらず末生さんの尚隆はカッコいいです~。白銀では、あそこで延主従が登場した時には「この安心感は何?!」と言うくらい嬉しかったけど、安心の元である、彼らの決断力、行動力そして温かさが軽妙な会話の中から見えてきました。戴へ行くと言う時の陽子とのやり取りも見てみたいですね。

 まだまだ酷暑の日が続きますが、それにも負けない尚隆愛の熱さを楽しみにしています(溶解)
祝! サイト15周年!
user_com.png ひめ time.png 2020/09/04(Fri) 01:34 No.10
サイト開設15周年おめでとうございます。
そして単独での尚隆祭は初めてだったのですね、併せておめでとうございます。第一弾からカッコイイ尚隆に出会えて嬉しいです。

これからひと月、皆様とともに楽しませていただきたいと思います。
ご感想御礼
user_com.png 未生(管理人) time.png 2020/09/04(Fri) 19:31 No.11
 本日の北の国、真夏日でございました。もう9月なのですがねえ……。
 拙作にご感想をありがとうございました!
 
ネムさん>
 ひょえ! 確かに15年ってそういう時間でございますね! 0歳の子が中学卒業……。そういえば以前、高校卒業したので読みに来ましたとお言葉いただいたことがございます。ひょえ! 
 満を持しての尚隆祭でございます、いえいえ、単なる尚隆クレクレ祭と言うべきでございましょうか。白銀で出てこられたときは叫びましたから私! 
 カッコよく描けていたなら嬉しゅうございます。ネムさんの尚隆もお待ちしておりますね!
 
ひめさん>
 15年お付き合いをありがとうございます! はい、尚隆単独は初めてでございます。6周年には尚陽祭を開催いたしましたけれどね~。
 カッコイイ認定嬉しゅうございます。ご本人が語ってくれなかったということはここだけの話でございます(笑)。ひめさんのご投稿もお待ちしておりますよ!
 
ご老公様の出陣!
user_com.png senju time.png 2020/09/05(Sat) 11:55 No.24
未生様、まさに見たかったシーンの補完をありがとうございます。
白銀での殿の登場シーンに待ってましたー!」と雄たけびを上げたものの、「わーんこれだけ??」と、たいそう物足りなく思っておりましたので。
六太が「己の選択の正しさを思い知る」幸せな瞬間を共有できてうれしかったです!
ご感想御礼
user_com.png 未生(管理人) time.png 2020/09/05(Sat) 16:28 No.29
senjuさん>
 出てきて嬉しい! え、それだけ!? せめぎあう想いからの妄想爆発でございます! 昇華にはかなり時間がかかりましたが……。そう思ってくださり嬉しいです! ありがとうございました~。
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